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俺達は伝えなければならない
俺達の愚かで切ない歴史を―
それらを伝えるためにデジタルという魔法がある
未来を創ることと過去を語り伝えることは同じなんだ
byソリッド・スネーク
うーん、いい言葉ですね。名言です。
まさにこの言葉のために「メタルギアソリッド」シリーズが存在していると言っても過言ではないです。
これらの言葉は2004年のE3で公開された『メタルギアソリッド3』予告トレイラー中のスネークの台詞です。
まぁ、実際はメタルギアソリッド2のラストでのスネークの台詞を一部抜き出したものなんですけどね。
俺達は伝えなければならない
俺達の愚かで切ない歴史を―
この中で登場する「俺達」とは別にスネークとその仲間(大佐・オタコン等)の事を言っているんじゃなくて、
多分「人間」全員のことを示しているのだと思います。
「人間」はこれまで戦争等の愚かでそして醜い争いを幾度と無く繰り返してきました。
スネークはその争い等の歴史をあえて隠さず「伝えなければならない」と言っています。
「伝える」のでなく「伝えなければならない」です。つまり“伝えなきゃダメ”だってことですよね。
一行目の「俺達」は小島秀夫氏そしてメタルギア作品制作者達のことも示しているんじゃないんでしょうか。
『メタルギアソリッド3』というゲームで過去にどんなことが起こったか、
そして反戦・反核(戦争をする、核を作る・使うことがいかにいけないか)を伝える―
小島秀夫氏達はそれを伝えなければならない…という事でしょう。
それらを伝えるためにデジタルという魔法がある
例えば、ここ数年で急速に広まったインターネットも“デジタル”ですよね。
デジタルはアナログに比べて伝えやすくて便利です。
その利点をいかして伝える。
せっかく“デジタル”という便利なモノがあるんだからこれをいかさないわけにはいきません。
未来を創ることと過去を語り伝えることは同じなんだ
なぜ『メタルギアソリッド3』で過去の話が描かれるているのかは、
この台詞を見れば理由がわかると思います。
では最後に、冒頭で紹介したソリッド・スネークの台詞から少し付け足した、
『メタルギアソリッド2』のラストでのスネークの名台詞の全文を紹介して終わりたいと思います。
「俺達は伝えなければならない。俺達の愚かで、切ない歴史を―
それらを伝えるためにデジタルという魔法がある。
人間が滅びようと、次の種がこの地球に生まれようと、この星が滅びようと……
生命の残り香を後世に伝える必要がある。
未来を創ることと過去を語り伝えることは同じなんだ。」
いやぁ、さすがIQ180の男。無駄に頭が賢いわけじゃじゃないんだなぁ…
やっぱり普通の人と言う事が違う。
…ん?いや、この台詞を考えたのは小島秀夫氏自身か(笑)。
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