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ソリッド・スネークと同じ容姿を持つ男
プレイステーションで発売された『メタルギアソリッド』ではグラフィックの関係上少しわかり難いが、
実はソリッド・スネークとリキッド・スネークは同じ容姿をしている(ソリダス・スネークも同じ)。
違う点といえば髪の色・肌の色・声・性格のみで、それ以外は全く瓜二つというわけだ。
2人の容姿が同じなのは、ソリッド、リキッド(ソリダスも)が同じ遺伝子から生まれたクローンだからである。
劣等感から生まれた劣性遺伝子
遺伝子に異常な程こだわる男、リキッド・スネーク。
実際にはビックボスの「優性遺伝子」を受け継ぎながらも、
自分自身は「劣性遺伝子」を受け継いでいると思いこんでいたリキッド。
だが、そもそも何故自分が「劣性遺伝子」を受け継いでいると思ったのだろうか?
それはおそらく劣等感からだろう。
実の父であるビックボスを自分の手で殺すことができたソリッド、
一方リキッドはその復讐の機会すら無く、自分の手で殺すことができなかった。
それを理由に自分(リキッド)はソリッドよりも劣っていると感じ、
それにより劣等感が生まれ、自分が「劣性遺伝子」だと思い込んだのだろう。
しかし実際は「劣性遺伝子」であるソリッドが「優性遺伝子」のリキッドに勝利している。
つまりリキッド自らこの戦いで「優性」「劣性」というのは関係ないという事を証明しているわけである。
何とも皮肉なことだろうか・・・。
ちなみに現実にある「劣性遺伝子」と『メタルギアソリッド』の「劣性遺伝子」とでは意味がちがう。
これは別にリキッド(小島秀夫監督)が「劣性遺伝子」の意味を勘違いしているわけではない。
作中では、“遺伝子により能力を劣っている”という表現をあえて「劣性遺伝子」とあらわしているだけである。
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