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英雄とは何か？
「一人殺せば悪党だが、百万人なら英雄になる。数が殺人を神聖化する。」
これは映画『殺人狂時代』でのチャールズ・チャップリンの台詞。
この台詞に私は衝撃を受けてしまった。
一人も百万人でも殺人に変わりないのに百万人では英雄扱いにされる。
確かに現実はそうだ。
「伝説なんて大抵ろくなもんじゃない。英雄と狂人は紙一重だ。」
「戦場に英雄はいない。俺の知っている英雄はみんな死んだか刑務所に入っているかのどちらかだ。」
そしてこれは「メタルギア」シリーズでのスネークの英雄に関する台詞。
英雄というと「良い」「カッコイイ」というイメージがある。
しかし現実は必ずしもそうとは限らない。
「メタルギア」シリーズでは多くの登場人物がスネークのことを「伝説の英雄」と呼ぶが、
本人はそう呼ばれる事をなぜか嫌がっている。
それは戦場の英雄＝戦場で活躍する＝人をたくさん倒す又は殺すだからであろう。
いくら戦場で活躍したからといって、人を殺している事実に変わりはない。
だからスネークは英雄は狂人とほとんど変わらない、そう言っているのである。
英雄と呼ばれる人にはもちろん素晴らしい人もたくさんいると思うが、
必ずしもそうではないということを覚えておいたほうがいいのかもしれない。
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