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これは「メタルギアソリッド」シリーズから続くことだが、
「メタルギア」には「メッセージ」というものがある。
「単なる暇つぶしの剣玉(ゲーム)であってはならない。
消費した時間分の見返りが・・・ユーザーの人生に還元されるモノが、
何かしら内包されていなければならない。」
「メタルギア」では「メッセージ」が内包されている。
大抵のテレビゲームは暇つぶし解消や楽しむ為のものが多い。
ようするにエンターテインメントとしてゲームを作っている・・・といったところだろうか。
だが「メタルギア」もエンターテインメントとして作られているが、
エンターテインメントそして「メッセージ」があってこそ初めて「(小島秀夫氏の)メタルギア」といえる。
「俺達は伝えなければならない。俺達の愚かで、切ない歴史を―
それらを伝えるためにデジタルという魔法がある。
人間が滅びようと、次の種がこの地球に生まれようと、この星が滅びようと……
生命の残り香を後世に伝える必要がある。未来を創ることと過去を語り伝えることは同じなんだ。」
これは「メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ」での主人公ソリッド・スネークの台詞であるが、
まさしくこれは小島秀夫氏の言葉でもある。
伝えたいことがある、
伝えなければならないことがある、
伝える必要がある―。
だから伝える。
「メッセージ」
中にはそれを「不要」だと言い、またはそれを「説教」と言う人がいる。
しかしそれでも「メッセージ」を「メタルギア」で送り続ける。
なぜならそれが小島秀夫氏の「メタルギア」だからだ。
おそらく彼は伝えることがある限り「メタルギア」を作り続けることだろう。
→濃厚な「メタルギア」の世界を解き明かす
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