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先程紹介した「メタルギア」作品の中でも、ファンに評価の高い小島秀夫監督作品。
前ページの表を見てると、
一見、小島秀夫監督作品はかなり多いように思えるかもしれないが、
実際は監督作品の半分は無印版のリメイク作品・完全版的作品なのである。
『メタルギア』 MSX2
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『メタルギア2 ソリッドスネーク』 MSX2
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『メタルギアソリッド』 プレイステーション
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『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』 プレイステーション2
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『メタルギアソリッド3 スネークイーター』 プレイステーション2
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『メタルギアソリッド ポータブル OPS』 プレイステーションポータブル
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『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・パトリオット』 プレイステーション3
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ここでは小島秀夫監督作品のリメイク作品・完全版的作品を除いた無印版のみ、
いわゆるメタルギア正統シリーズ作品と呼ばれる作品の詳細を紹介していくことにする。
ぜひ参考にてして欲しい。
『メタルギア』
1987年7月12日、MSX2というゲーム機で発売された。
記念すべきメタルギアシリーズの第1作目である。
約4ヶ月で完成させたとのこと。
のちにファミコン版『メタルギア』がリメイク作品として発売されることになるが、
小島秀夫氏自身は全く制作には関わっていない。その為、似て非なる作品となっている。
『メタルギア2 ソリッドスネーク』
ファミコン版『メタルギア』が海外で発売され、それがヒット。
それにより海外で幻の『メタルギア』の続編『Snake's Revenge』が発売されることになる。
この作品もファミコン版『メタルギア』同様、小島秀夫氏自身は制作に関わっていない。
『メタルギア』発売当時、続編は作る予定は無かった小島秀夫氏だったが、
『Snake's Revenge』のプログラマーからある一言がきっかけ続編を作ることを決意する。
そして1990年7月19日、真の続編『メタルギア2 ソリッドスネーク』が発売された。
『メタルギアソリッド』
1998年9月3日、プレイステーションにて発売。
前作『メタルギア2 ソリッドスネーク』から8年―、
メタルギアシリーズがMSX2からプレイステーションにハードを移し、
グラフィック・演出共にパワーアップして帰ってきた。
プレイステーションの能力を最大限に生かしたこの作品は、当然のごとく大ヒットし、
今なお高い人気を誇る名作ともいえる作品である。
のちに完全版的作品『メタルギアソリッド インテグラル』が発売された。
2004年3月11日にはゲームキューブにて、
『メタルギアソリッド2』とほぼ同じグラフィックで、さらに映画監督北村龍平氏の演出が加わった、
『メタルギアソリッド ツインスネークス』が発売された。
2006年9月21日にはプレイステーションポータブルにて、
デジタルバンドデシネという新たな表現法を用いた、触れることのできる『メタルギアソリッド』、
『メタルギアソリッド バンドデシネ』が発売された。
『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』
2001年11月29日、プレイステーション2にて発売。
再びメタルギアシリーズがプレイステーション2へとハードを移し帰ってきた。
前作の『メタルギアソリッド』発売後にプレイステーション2が発売され、
制作されることが決定したこの作品。
グラフィック面が大幅にアップしたことで、前作以上に「潜入時の緊張観」を味わうことができ、
まるで自分がそこにいるかのような感覚を体験することができるようになった。
残念ながらストーリー面では前作以上の高評価とはならなかったが、
それでも十分素晴らしい作品といえるだろう。
完全版的作品『メタルギアソリッド2 サブスタンス』も発売された。
『メタルギアソリッド3 スネークイーター』
2004年12月16日、プレイステーション2にて発売。
前作『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』発売から3年―、
ついにメタルギアシリーズが原点に返ることになった。
ソリッド・スネーク、メタルギア、FOX HOUND…全ての原点がついに明らかになる本作。
コナミが「MGSシリーズ最高傑作」と称するだけあって、評価はシリーズの中でもかなり高い。
演出・ストーリー・映像面がより映画的表現になっているのが印象に残った。
そして感動のラストは涙なしでは見られない。
ただ難易度が多少高すぎるような気がする。ファンでも敵に見つかるとかなりきつい。
当然今回もやはり完全版的作品『メタルギアソリッド3 サブシスタンス』が発売されている。
『メタルギアソリッド ポータブル OPS』
2006年12月21日、プレイステーションポータブルにて発売。
ナンバリングタイトルでは無いもの、これもちゃんとした正統シリーズ作品の一つである。
プレイステーションポータブルという携帯ゲーム機でありながら、
これまでのナンバリングタイトルに全く劣らない作品に仕上がっている。
そして携帯ゲーム機という特長を生かし、据え置きゲームでは不可能なシステムが多く搭載されている。
作品の内容は『メタルギアソリッド3』の続編という事もあり、
グラフィックはかなり『メタルギアソリッド3』に近く、
ファイナルファンタジー風に例えるならば『メタルギアソリッド3-2』という感じの作品ではなかろうか。
ちなみにこの作品は、過去のメタルギアソリッドシリーズでは、
ポリゴンデモムービだった部分が『メタルギアソリッド バンドデシネ』のような、
デジタルコミック(動く漫画)風のムービーになっている。
『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・パトリオット』
プレイステーション3にて発売される予定の現在制作中の作品。
ハードがプレイステーション2からプレイステーション3に変わる為、
さらにグラフィックが大幅に向上することは確実であるが、
小島秀夫氏はリアルを追求するわけではなく、ナチュラルを目指しているようである。
→「メタルギア」の生みの親・小島秀夫氏とは何者なのか?
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