▼時代
1961、1962、1963、1964
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どうやら今回の舞台となる時代は1964年。ようするに1960年代。
1960年代といえば、
アメリカとソ連との対立(冷戦)、
核戦争勃発寸前、世界終末の危機にあった時代だ。
小島監督は「1960年代が舞台」というのよりも、
「1960年代に関係するテーマ」が重要であると語っている。
ようするに1960年代という時代はとくに気にすべき点ではないという事だ。
やはり注目すべき点は「冷戦」「核」「スパイ」であろうか。
ちなみに1960年代はスパイが最も活躍した時代でもある。まさに007だ。
あと未確認情報なのだが、
複数の時代・舞台があるらしいとのこと。ということは…?
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▼舞台
これが本当の潜入
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MGS3の主な舞台はジャングルだ。
これまでのMGSシリーズといえば、建物内の潜入が中心だったが、
今回は建物外の潜入がメイン。
これだけでもこれまでのMGSシリーズとは明らかに違うというのがよくわかる。
なぜ今回の舞台がジャングルなのか?それにはちゃんと理由がある。
それは“実際の潜入作戦”をやりたかったからということらしい。
普通敵の基地に潜入する場合、いきなり敵の基地のそばから潜入しない。 それは敵に殺されてしまう可能性大だからである。
例えば戦争が行われている時に、いきなり敵の基地のそばから潜入していく馬鹿は普通いない。
でもMGSとMGS2ではそれをやってしまった。
だがそれはあえてストーリーのために仕方なくそうするしかなかった。
“実際の潜入作戦”は目的地から遠く離れた所から、徐々に目的地へ目指していく。
今回のMGS3ではその“実際の潜入作戦”というのものを体験することになる。
MGS3の舞台がジャングルなのは“実際の潜入作戦”でいう目的地から遠く離れた所が
ジャングルだからだ。
もちろん舞台はジャングルだけではない。
これまで同様、室内もあるし、その他に洞窟、地下基地、山、吊り橋、砂漠もあるらしい。
ちなみにジャングルはとても広いらしく、
ジャングルはフィールド全体の3分の2くらい。残りは建物とのこと。
しかも最終目的地までの行き方はたくさんあるらしい。途中で道に迷うこともありえそうだ。
なおジャングルの場所だが、ソ連(現ロシア)。
なお動植物の設定は多少いびつらしいので「こんな所に○○が出るわけがないだろう!」
というツッコミは控えよう(笑)。
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▼ストーリー
原点回帰
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今作のストーリーを一言で言い表すとすれば、
やはりBack to the origin!=原点に戻れ(原点回帰)だろうか。
これまで「メタルギア」「メタルギアソリッド」シリーズは、毎回前作の続きとなるストーリーだったが、
今回は1964年が舞台ということでシリーズの中で一番古い時代、
つまりストーリーが過去に戻っているわけだが、まさにこれこそ原点回帰といえるだろう。
主人公はスネーク、おそらく後のビックボスだろう。
ソリッド・スネークの原点といえばやはりビックボス(ソリッド・スネークの父親はビックボス)。
「E3 2004トレイラー」を見るかぎりではビックボス以外には考えられない。
そして作品のメインとなる「メタルギア」。
やはりこれも原点といえるシャゴホットが登場している。
小島氏によるとMGS3のテーマは「SCENE」。
MGS1では遺伝子、MGS2では遺伝子では伝わらないモノをテーマとして扱ってきた。
その遺伝子と遺伝子では伝わらないモノに必要なのは時間軸(SCENE)。
どのように遺伝子や遺伝子では伝わらないモノが変化するのか、どう伝わってくのか、
それを描く為、今作が1960年代という時代になっているわけだ。
で、肝心のストーリー内容だが、舞台は1964年のソ連。
どうやら潜入は「GC 2004トレイラー」と「TGS 2004トレイラー」を見るかぎり2回行われるようだ。
まず最初の潜入はメタルギアの原点となる「シャゴホット」を開発したソコロフ博士を、
西側に奪還することが任務となっていると思われる。
2回目の潜入はスネークの元師匠ザ・ボスの暗殺が任務だと思われる。
核爆発にアメリカが関与していないのを証明する為、ザ・ボスを暗殺し潔白を証明するようようだ。
主人公スネークは特殊部隊FOXの隊員ということで、これが後のFOX HOUNDに関係するのか、
そしてスネークがどのようにビックボスとなっていくのか(この部分は描かれるのか?)、
…など気になる点がいくつかあるが、これはMGS3発売まで楽しみにとっておくということで。
なおストーリー展開はジャングル→建物潜入→破壊→脱出となるとのこと。
若き頃のリボルバー・オセロット(塩沢似ボイス♪)や雷電似の人物を登場させるなど、
あいかわらずファンサービス旺盛な小島氏(笑)。
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▼主人公
第4のスネーク登場!
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MGS3の主人公はネイキッド・スネーク。
ようするに前作まで活躍していたソリッド・スネークではないということだ。
まだ完全に決定したとはいえないが、おそらく主人公の正体は後のビックボスだと思われる。
つまりソリッド・スネークの父だ。
普通に考えれば、ビッグボス以外考えられない。
ソリッド・スネークと顔が似ているのは、ソリッド・スネークがビッグボスのクローンだからである。
それに年齢的にもちょうどあっている為(1960年代の時点で20代から30代位)、
ビッグボス以外の人物は考えられないというわけだ。
だが一つ気になる点がある。
小島氏は「主人公は途中で変わらない。だが、それに次ぐような物がある」
と発言しているが、果たしてのこの意味するものとは?
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▼登場人物
やはり今作も個性キャラばかり
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コレを見れば大体わかるはず。
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▼メタルギア
金属の歯車
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「E3 2004トレイラー」で存在が明らかになったメタルギアの「原点」となるシャゴホット。
どうやら1964年の時点では「2足歩行」は不可能のようで、 ヘリコプターに吊らされて移動するようだ(笑)。
なお「E3 2003」で配られたペーパークラフトからできたシャゴホットと、
「E3 2004トレイラー」のシャゴホットとは構造が微妙に違う。
おそらく1年間の間にシャゴホットのデザインが変更されたのだろう。
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▼敵
今回の敵は人間だけじゃない
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前作よりも敵兵のAIがパワーアップしている。
カモフラージュが甘かったり、
足跡や足音があると敵兵に見つかる可能性もあり、
気が緩んでいると殺される可能性大。
MGS3では敵兵は索敵隊の4人1組で行動し、これまでの様に次から次へと敵は現れてこない。
だが安心はできない。敵兵達の見事なチームワークで襲いかかって来る。気をつけろ。
なんと今回の敵は人間(敵兵)だけではない!なんと「自然」も敵になる。
例えば、天候。
様々な天候によりスネークは時には助けられ、そして苦しめられこともあるだろう。
ちなみに天候はリアルタイムに変わるらしい。
次に動物。
ジャングルには多くの動物が生息する。
蛇・鳥・蜂・ワニ・コウモリ・野犬など。いつどこから襲われるかわからない。
やられそうになったらとにかく食べろ(笑)!
そして最後に地形。
ジャングルも当然気を付けなければならないが、
その他にも洞窟、地下基地、山、吊り橋、砂漠が存在する。どんな罠が待っているかわからない。
やはりメタルギアも敵になるのだろうか?
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▼武器
よーく考えよう、武器は大事だよー♪
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どの様な銃器・兵器が使えるのかは、「E3 2004」のムービーで見て頂くことにして(笑)、
ここでは武器のシステムについて紹介したいと思う。
なんと前作以上に銃器類が増えているとの事。
しかし、武器を所持できるのは8つまでと決められている。
なので、自由に好きなように武器をとっていると、後で困るようなことがおこるかもしれない。
よく考えて選び、必要な武器だけを所持することが大切だろう。
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▼ネットワーク
他には?
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ここら辺はまだよくわかっていないのだが、
カモフラージュパターンのダウンロードが可能らしい。毎月更新予定とのこと。
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▼新システム<カモフラージュシステム>
目指せカモフラージュ率100%
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今作ではカモフラージュシステムという新しいシステムが導入されている。
簡単に説明すると、
いかに敵から見つかりにくくするかというシステムのことで、
背景に溶け込めていればいるほど敵に見つかりにくくなるというもの。
カモフラージュ率というものがあり、
その数値が高いほど敵から見つかりにくくなり、逆に低くなると見つかりやすくなる。
カモフラージュ率を上げる手段として、
まず一つはしゃがんだり、ほふくをしたりして、低い姿勢をとること。
二つ目は、できるだけ背景に溶け込こんだ迷彩服を着ること。
場所や環境によって迷彩服を使い分けるのが重要である。
なお時点でわかっている迷彩服のパターンは、
TREE BARK (木の樹皮)、BLACK (黒)、OLIVE DRAB (オリーブグリーン)
TIGER STRIPE (虎模様)、LEAF (草)、NOW (雪)、FIRE (炎)
もちろん適当に迷彩服を着れば、カモフラージュ率-5%となることもある。
三つ目は、フェイスペイント。
顔にペイントをすることで少しでもカモフラージュ率を上げることができる。
あともう一つカモフラージュ率を上げられるわけではないが、
カモフラージュ率を下げずに維持できるものとして「ストーキングモード」というものがある。
これは新しい歩行モードで、歩きはゆっくりになってしまうが音を立てずに歩行できるというもの。
以上4つ(もしかしたらこの他にもあるかも)を駆使し、
カモフラージュ率を高くしておくことで、いかに敵に見つからず進むことができるかが、
このゲームの面白さでははいだろうか?
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▼新システム2<CQCシステム>
MGSに革命を起こす戦闘システム
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カモフラージュシステムと同じく新システムだが、
こちらの方は戦闘の新システム。
CQCは「クローズ・クオーターズ・コンバット(close-quarter combat)」の略で、
日本語でいう「近接戦闘」のこと。
前作の「メタルギアソリッド2」でも近接戦闘は一応あったものの、
できる事といえば、パンチやキック等の打撃、そして(簡単な)投げのみ。
だが今作の「メタルギアソリッド3」の近接戦闘のシステム(CQCシステム)は少し違う。
このCQCシステムではナイフ、銃、素手の攻撃を駆使して敵と戦うようだ。
自動的に近接戦闘に移行され、さらに状態により攻撃をするか防御するかがかわるらしい。
しかも複数の敵を近接攻撃をすることができるというので驚きである。
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▼新システム3<フードキャプチャーシステム>
あなたは何を食べますか?
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食料を調達するシステムらしい。
“スネーク”も人間なので、当然お腹は空く。何も食べないと色々と支障が出来てくる。
その例として一つ挙げるとすれば「スタミナが減る」ということだ。
「スタミナが減る」と銃を撃つ時に手がぶれたり、酸素ゲージが低下(潜水時に使用)したりと…
かなり戦闘時に不利になってくる。ということでスタミナはとても重要。
だから“スネーク”は食料を調達し食べるのである。
食べれるものはキノコ、蛇、魚、鳥、ワニ、蜂の巣、木の実、サソリ、カエル等…。
しかもその食べたあとウマイとかマズイなどの感想を言うらしい(笑)。
しかも毒のあるモノを食べた時は、吐いたりしないとスタミナが回復しないという。
好き嫌いもあるらしく、嫌いだとあんまりスタミナが回復しない…というのもあるかもしれない。
あと動物を確保する方法として「生け捕り」と「殺す」のどちらかを選択することができる。
「生け捕り」は麻酔銃等で獲物を眠らせて、持ち歩ける。
そうすることによって好きな時に食べられるし、武器として使用することも可能。
動物を保護して、ある場所においておくことも出来る様。
なお「生け捕り」できる数は限られているのでよく考えてを生け捕りするのが重要だ。
「E3 2004」で小島氏自らMGS3をプレイしてみせていたが、
何か食べた後ある選択画面で“スネーク”を何十回転させ、再びゲーム画面に戻ると、
“スネーク”がゲロを吐くという無意味にリアルな演出が…(笑)。
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▼アクション
MGS3で出来る新アクション一挙公開
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攻撃関連
・ダブルショット(スネークの撃った銃の弾が貫通し2人の敵兵をまとめて撃ち抜く)。
木関連
・木登り(全ての木に登れるわけではない)。
・エルード撃ち(枝に片手でぶら下がり、もう片手で銃を撃つ)。
・枝渡り(字のとおりです)。
その他
・ドラム缶攻撃(ドラム缶を転がしたり、銃で撃ったりして敵を攻撃)。
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▼MGS3の特徴
全てジャングルバージョン
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乗り物について
・乗り物に乗れるらしい。何が乗れるかは不明。カーチェイスは無い模様。
・サイドカーに乗れるという噂情報あり。
ゲームシステムについて
・MGS2とは違う“ゲームエンジン”を使用。これにより新しいアクション&表現が可能に。
・レーダーはこれまでのとは違う(常に表示されるわけではない)。
その他
・高い所から落ちると怪我をする(骨折とか)。
・罠(トラップ)がある。スネーク自身が罠にはまることもあれば罠を仕掛ける事も出来る。
・ダンボール箱は本作も登場!喜べ、ダンボールファン!
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